サイト運用の事例集・コラム
SNSマーケティングに「あれもこれも」は不要?限られた予算で成果を出すための優先順位のつけ方
- サイト運用の事例集
目次
「SNSを活用して集客したい」「InstagramもTikTokも、YouTubeもやって、ついでにWebサイトも新しくしたい」。Web制作やマーケティングのご相談をいただくなかで、多くの企業様からこのような「やりたいことリスト」を伺います。しかし、すべてを一度に実行できるほどの潤沢な予算があるケースは稀です。では、限られた予算のなかで、一体どこに注力すべきなのでしょうか。本記事では、SNSマーケティングを成功させるための「優先順位のつけ方」について、私たちの考え方と実際のアプローチをご紹介します。
事例詳細
今回の事例は、Webサイトを軸に、Instagram、X、TikTok、YouTube、Googleマップ、LINEと、広範囲なデジタル施策をご検討されていた企業様です。
端的な結論
予算が決まっているのであれば、費用対効果の高い施策だけを最優先し、それ以外は潔く切り捨てるべきです。
結論の理由
非常に厳しい言い方に聞こえるかもしれませんが、コンサルタントや制作スタッフも人間であり、労働の対価としての人件費が発生します。30万円の予算であれば30万円分の、1万円の予算であれば1万円分の価値しか提供できません。
見積 = 施策(広告等)に対する課金 + 人件費 で構成されます。
1万円で全ての施策を網羅することは物理的に不可能です。では30万円なら全てできるかというと、そうではありません。本来であれば「30万円を一つの施策に集中投下する」のか、「複数の施策に振り分ける」のかを論理的に判断し、必要に応じて「やらないこと」を提案してくれる会社を選ぶべきです。費用対効果の高いものにリソースを集中させることこそが、結果を出すための唯一の近道です。
誤った戦略は、いくら予算を投じても「浪費」に終わる
また、金額の多寡は成功を保証するものではありません。誤った戦略に基づく施策であれば、それが1万円であれ30万円、あるいは300万円であれ、投下した資本をすべて「どぶに捨てる」結果になりかねないからです。
重要なのは、予算の大きさではなく、その予算を投下する「判断の質」です。集客につながらない施策を漫然と続けることは、資金だけでなく、本来得られるはずだった機会損失をも生むことになります。安易な投資を避け、まずは「何のために、どこに集中すべきか」という戦略を明確にすることが、最もリスクを抑えた集患の第一歩となります。
一般のWeb会社が行なう対応(※あくまで一般論)
多くのWeb会社では、「一番やりたいのはどれですか?」と、クライアントの感情を優先してヒアリングを行うケースが見受けられます。
「あれもこれも多いので、とりあえず一つずつ始めましょう」と安易に並行して進めることは、結局のところ、クライアントが心理的に「やりたいもの(=効果が出るとは限らないもの)」に投資してしまうパターンに陥りがちです。効果の有無は二の次で、予算をいかに消費するかが優先されることもあります。結果として、思うような成果が出なかった際に「やりたいとおっしゃったのは発注者様ですよね」と責任の所在を曖昧にされ、無駄な投資に終わってしまうケースが後を絶ちません。
Kurumi株式会社が行なっている対応
また、Webサイトという基盤を固めた後の「サイトの記事更新」や「SNS運用」についても、以下の現実を必ずお伝えしています。
誰が運用するのか
外部に委託する場合、プロが継続して運用するにはそれ相応の費用が必要です。その予算を確保できるのか。
継続性の担保
記事更新もSNSも継続が命です。「1〜2記事だけ書いて満足する」「三日坊主で終わる」ような運用であれば、最初からやらない方が賢明です。
優先事項の見直し
SNSはあくまで「周知」の手段に過ぎません。サイトが未整備な状態で集客を始めても、興味を持って訪れたユーザーを逃すだけでなく、無理難題を持ち込まれてトラブルに発展したり、悪評を招いたりするリスクがあります。だからこそ、まずは盤石なWebサイト(資産)を作り上げることが、最も効率的かつ安全な集客戦略なのです。
その後、どうなったか
費用対効果を論理的に算出することで、本来必要のない施策への無駄な浪費を食い止めました。Webサイトという「資産」が整備された後に身の丈に合ったSNSからスタートしたことで、流入もスムーズになり、集客の近道として良質な顧客との出会いが実現しました。「あれもこれも」と散漫に投資していた状態から、本当に効果の出る一点に絞ったことで、結果として大きな成果を得ることに成功しています。

