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サイト運用の事例集・コラム

Webだけが全てではない?SEO・MEO・AIOに迷った末に行き着いた、実は盲点だった「紙」のマーケティング術

  • サイト運用の事例集

Webマーケティングの技術やトレンドは、日々新しいものが生まれています。 SEO、MEO、そして最近ではAIO(AI検索最適化)……。「結局、うちは何をやればいいの?」と困惑し、次々と新しい施策に手を出しては経費を浪費してしまう企業様も少なくありません。

しかし、成果を出すために本当に必要なのは「最新のWeb施策を片っ端から試すこと」なのでしょうか?

この記事では、ネット集客の罠にはまりかけていたお客様が、自社の本当の強みである「人脈・口コミ」に立ち返り、あえてアナログな「紙媒体」と「Web・動画」をかけ合わせることで、無理のない理想的な集客スタイルを確立された事例をご紹介します。

今回ご相談いただいたお客様は、情報過多により集客マーケティングの迷子になってしまっている状態でした。

「SEOもやらなきゃいけないし、GoogleマップのMEOも大事だと聞いた。最近はAIOというのまであるらしい……」

専門用語が飛び交う中で「何を優先すべきか」の判断がつかず、手当たり次第に施策を検討・実施しては成果に繋がらないという悪循環に陥り、貴重な予算と時間を浪費してしまっていました。

自社にとって本当に必要なアプローチが見えなくなっていたことが、一番の課題だったのです。

※以下はあくまで業界全体の一般的な傾向(一般論)であり、すべてのWeb制作会社・マーケティング会社に当てはまるものではありません。

一般論として、多くのWeb制作会社やマーケティング会社では、以下のような対応になりがちです。

  • 得意な「単品メニュー」の営業を優先してしまう
    • SEOが得意なら「SEOをやりましょう」、Web広告が得意なら「広告を打ちましょう」と、クライアントの事業構造や強みに関係なく、自社が得意な手法の提案に偏ってしまうケースです。
  • 「施策の契約」自体が目的化してしまう
    • 施策を実行すること自体に費用が発生するため、結果が出るかどうかやクライアントのキャパシティに合っているかに関わらず、「まずはやってみましょう」と契約を急いでしまうパターンです。

クライアント側の対応力(マンパワー)や「どんなお客様に来てほしいのか」という本質を置き去りにしたまま施策を進めてしまうと、仮にPV数が増えても現場が疲弊するだけに終わってしまうことがあります。

Kurumi株式会社はWeb屋ではありますが、「Webが全てではない」と根本的に考えています。私たちがご提供しているのは単なるWebサイト制作ではなく、マーケティングそのものへの伴走です。

まず、何が必要かを徹底的にヒアリングしました。

そこで判明した一番のポイントは、「このお客様は、根本的にネットからの不特定多数の集客ではなく、人脈・口コミ集客が強みである」ということでした。

ネットでの広域集客は一見華やかで魅力的に映ります。しかし、このお客様の状況やマンパワーの限界を考慮すると、むやみなネット集客には以下のような懸念がありました。

  • 一元(新規)客が増えることで、顧客の質が一定になりづらい
  • 対応量に限界があるため、現場が圧迫される
  • 予約が殺到して取りづらくなると、本当に大切にしたい既存のファン(リピーター)が離れてしまう

すでに口コミで一定の集客ができているお客様に対して、さらなる拡散を狙う施策は逆効果になりかねません。目指すべきは、身の丈に合った「質の高い集客」でした。

そこで私たちがご提案したのが、以下の3点です。

  • 紙媒体の見直し(チラシ・名刺等)
    • チラシや名刺などにQRコードを配置し、より詳細な情報や想いを知ってもらえるホームページへの「導線(誘導)」を整えました。
  • Webサイトの充実化(ブランド化・導線設計)
    • 紙媒体から誘導されて訪問された際、「どんな情報が知りたいか」「お願いしてみようと思えるか」というストーリーを再構築。さらに、連絡しやすい(ハードルの低い)お問い合わせ仕様へと変更しました。
  • 動画制作
    • テキストや写真だけでは伝わりにくいリアルな雰囲気やサービスの様子がわかる動画を制作。Webサイト上に掲載することで、訪問者により詳細に、そしてリアルに良さを感じ取っていただけるようにしました。

一見するとシンプルな提案に見えるかもしれません。ですが、「強みである人脈集客を、紙・Web・動画の連携でさらに強固にする」という軸があるからこそ、無駄な経費をかけずに最大の効果を生み出すことができます。

紙媒体で興味を持っていただき、Webサイトや動画でよりリアルな魅力と深い信頼を得るという導線が整ったことで、リピーター様と人脈による集客がより一層強固なものとなりました。

予約枠は常にしっかりと埋まる状態でありながらも、キャパオーバーで現場が手放せなくなることはなく、「身の丈に合った理想的な仕事バランス」を保ちながら営業を続けられているとのことです。

最新トレンドの施策に流されるのではなく、自社の身の丈と強みに合わせた「正しい導線」を作ること。それが、無理のない持続可能な集客への一番の近道です。

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