サイト運用の事例集・コラム
【経営者必見】「All in One SEOが必須」は本当?営業電話の煽りに騙されないための真実
- サイト運用の事例集
目次
突然の営業電話で不安になっていませんか?
「御社のホームページ、All in One SEOを入れていないんですか?SEO対策において必須なのに入れない業者は悪です。すぐに入れて改善しないと検索順位が落ちますよ!」
自社のコーポレートサイトが「悪い状態だ」と指摘されると、どうしても不安になってしまいますよね。昨今、このように経営者やWeb担当者様に過度な危機感を持たせ、サイト改修や高額な保守契約を促す営業手法が増加しています。
また、お試しでAll in One SEOを導入させ、「SEOの点数が低いです。今の管理会社は疑った方がいいですよ」と不安を煽るマーケターも存在します。
結論から申し上げます。そのような営業電話を受けても焦る必要は全くありませんし、彼らの言葉をそのまま信じる必要もありません。
本記事では、月額制の保守管理で日々サイトの健全性を守っているWeb制作会社の視点から、All in One SEOの正しい捉え方をお伝えします。
そもそもAll in One SEOとは?
All in One SEOとは、WordPressの管理画面内で、誰でもかんたんにSEO対策の設定ができる人気の拡張機能(プラグイン)です。
総ダウンロード数は5,000万回を超え、現在も300万以上のサイトで最新バージョンが利用され続けています。
最大のメリットは、使用しているデザインテーマに関わらず、HTMLなどの専門知識がなくてもSEO対策用のコードを自動で挿入できる点にあります。そのため、Webフロントエンド開発の知識がない方や、ご自身で一からサイトを立ち上げる方にとっては、非常に重宝するツールとなっています。
プロが教える、All in One SEOの「真実」
営業マンは「絶対に入れるべき」と語りますが、実際の運用現場ではどうでしょうか。 ※ここで解説する内容は、あくまでも一般的なWeb制作・運用の観点に基づいた「一般論」としての見解であり、すべてのサイトの状況を決めつけるものではありません。
プロの視点から見た真実は、以下の4点です。
- あくまでも「補助ツール」に過ぎない
- SEOが最適化されたサイトには、必須どころか「不要」である
- 導入によりバグの要因が増え、Google検索に出なくなる危険性がある
- Webの専門知識を持たない方が自由に編集すると、かえって検索順位を下げてしまうリスクがある
特に知っておいていただきたいのが、プラグインの導入による「システムトラブルのリスク」です。
【特記事項1】全国のサイトが検索から消えた?2023年のバグ騒動
2023年後半に「All in One SEO」界隈で起きた大きなトラブルをご存じでしょうか。
プラグイン自体の自動アップデートが行われた際、意図せずに「noindex(Googleの検索エンジンにこのページを登録しないでください、という指示)」が設定されてしまうというバグが発生しました。これにより、Googleの検索結果に表示されるべき重要な記事ページが除外されたり、サーチコンソール上でインデックス登録エラーが多発したりする現象が起きたのです。
極端な言い方をすれば、「All in One SEO」を使っている日本全国のサイトが、一時的にGoogle検索から消えてしまうリスクに直面しました。
ちなみにこの状況は沈静化(All in One SEO側のアップデート)まで2ヶ月ほど続き、当時はGoogle検索結果が軒並みシャッフルされるという大事件とったのです。
弊社で管理を任せていただいているお客様も、状況は以下の通り明確に分かれました。
- All in One SEOを入れていなかったお客様: まったく影響を受けず、無事でした。
- All in One SEOを入れていたお客様: プラグインを外すか、システムの自然回復を待つかの二択を迫られる事態となりました。(自然回復は2ヶ月ほどかかりました。)
【特記事項2】Kurumi株式会社のスタンスと他社との違い
WordPressにおいて、プラグインは便利な反面、「増やせば増やすほどシステムが衝突し、バグが起きるリスクが高まる」というデメリットを抱えています。適正な設置は推奨されますが、プロの目線から言えば「システムを安定させるために、できれば不要なプラグインは使いたくない」のが本音です。
これらの事実を踏まえ、Kurumi株式会社では「All in One SEOは(どうしても本人が希望しない限り)使わない」という明確な決断をしています。
その代わり、プラグインに頼らずとも「自社で構築するプログラム(テーマ)そのもので、SEOの最適化が図れる仕様」を実現しています。月額制の管理の中で私たちが日々お守りしているのは、表面的なツールの点数ではなく、こうした「外部要因のバグに振り回されない、堅牢で健全なサイトの土台」なのです。
まとめ:冷静に、信頼できるパートナーに相談を
「All in One SEO」をはじめとする各種SEOツールは、あくまで「サイトの健康状態を示す一つの指標(参考値)」に過ぎません。
「今すぐ入れないと大変なことになります!」と急かしてくる飛び込み営業は、自社のサービスを売り込むために事実を誇張している可能性が高いため、十分な注意が必要です。
もし「本当にうちのサイト、大丈夫かな?」と少しでも不安に思われたら、突然電話をかけてきた見知らぬ業者ではなく、日頃からお付き合いのあるWeb制作会社や、確かな実績を持つパートナーに「実際のところ、どうなんですか?」と気軽に相談してみてください。
もちろん、弊社でもフラットな目線での無料診断を行っております。数字のトリックや過剰な営業トークに惑わされることなく、本当に価値があり、安心して運用できるWebサイトを一緒に育てていきましょう。

