クリニックサイト運用の事例集・コラム
【クリニック向け保守事例】AIで作成した医療コラムが更新できない?WordPressエラー「正しいJSONレスポンスではありません」の解決法
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目次
AIを活用したサイト更新で増えているトラブル
医療機関の皆様にとって、ホームページでの「休診のお知らせ」や「病気予防・健康コラム」の発信は、患者様との重要なコミュニケーションツールです。最近では、日々お忙しい先生方やスタッフ様が、ChatGPTなどのAIを活用してコラムの原稿を作成・推敲されるケースも非常に増えています。
しかし、その便利なAIで作った原稿をホームページ(WordPress)に貼り付けて公開しようとした際、謎のエラーで更新が弾かれてしまうトラブルのご相談をよくいただきます。
今回は、医療機関のサイト運用で遭遇しやすい「返答が正しいJSONレスポンスではありません」というエラーの原因と、その解決法をご紹介します。
事例詳細:AIで作った原稿を貼り付けたら、急にエラーが!
あるクリニックのスタッフ様から、「AIを使って作成した『花粉症対策』のコラムをWordPressに貼り付けて『公開』ボタンを押したら、エラーが出て更新できません!」と、お急ぎのご相談をいただきました。
実際のWordPressの記事編集画面を確認すると、上部に以下のような赤いエラーメッセージが表示されていました。
「更新に失敗しました。返答が正しいJSONレスポンスではありません」
聞き慣れない「JSONレスポンス」という専門用語に、「ホームページが壊れてしまったのでは?」「ウイルスに感染した?」と大変不安を感じていらっしゃいました。
原因:実は「強固なセキュリティ機能」と「AIの記述形式」の相性が原因です
調査の結果、ホームページが壊れたわけでも、ウイルス感染したわけでもありませんでした。
結論から申し上げますと、「原稿内に含まれる特定の記号」が、サーバーのセキュリティ機能によって一時的にブロックされているために発生している現象です。
医療機関のサイトを預かる当社のサーバーには、WAF(Web Application Firewall)という強力なセキュリティシステム(いわば、サイトを24時間監視する厳しい警備員)が導入されています。悪意のあるハッカーが不正な暗号やプログラムを送り込んでこないか、常に目を光らせています。
なぜAIで作った文章だとエラーになりやすいのか? ChatGPTなどのAIツールは、文章を読みやすくするために裏側で特殊な記号( < > * # など)を多用してテキストを出力する傾向があります。AIが書いた原稿をそのままWordPressに貼り付けると、この「特殊な記号の組み合わせ」を、サーバーのセキュリティシステムが「サイバー攻撃のプログラム(不正なコード)だ!」と誤検知してブロックしてしまうことが多いのです。
通信が遮断されるため、WordPress側は正しい返答を受け取れず、「正しいJSONレスポンスではありません」というエラーを出してしまいます。
対応方法:ブロックされている箇所を見つけて、記号を調整する

エラーの原因が「セキュリティ機能(WAF)」である場合、一番手っ取り早い解決策は「WAFをオフにしてしまうこと」です。
しかし、患者様の個人情報や信頼を担う医療機関のサイトにおいて、当社がセキュリティ機能をオフにするような危険なご案内はいたしません。
安全を維持したまま記事を更新していただくために、以下の方法で「どの部分がブロックされているのか」を特定し、AIが付けた記号などを少し書き換えていただくようお願いしております。
【ブロックされている箇所の特定方法】
大変お手数ですが、エラーの原因となっている「記号」や「行」を見つけるための切り分け作業を行います。
- 新規でテスト用の記事画面を開きます。
- 更新できなかった原稿を、数行ずつ(あるいは1段落ずつ)コピーして貼り付け、「下書き保存」または「公開」を押します。
- これを繰り返し、エラーとなるタイミングをご確認ください。
問題のない文章であれば通常通り保存ができ、「原因となっている記号が含まれた文章」を貼り付けて保存した瞬間にエラーが発生します。これにより、どの行に原因が潜んでいるかを特定できます。
【特定後の対処法と、AI原稿を扱う際のコツ】
原因となっている箇所を特定できたら、その部分を調整してください。
- 特殊な記号(
<や>、*、#など)を削除する AIが自動で付与した装飾用の記号が原因であることが大半です。これらの半角記号を削除するか、全角(<>)に変更してください。 - 【推奨】プレーンテキストとして貼り付ける AIツールから文章をコピーし、WordPressに貼り付ける際、右クリックメニューから「プレーンテキストとして貼り付け(書式なしで貼り付け)」を選択すると、余計な記号やコードが取り除かれ、エラーを防ぎやすくなります。
該当箇所を上記のように調整し、再度更新をお試しいただくことで、無事に記事を公開することができます。
まとめ:患者様が安心して閲覧できるサイト運用のために
今回のようなエラーが出ると驚かれてしまうかもしれませんが、裏を返せば「サーバーのセキュリティ(WAF)が正常に稼働し、クリニックのサイトをサイバー攻撃から強固に守っている証拠」でもあります。
医療機関のホームページが改ざんされたり乗っ取られたりすることは、患者様の信用に関わる重大な問題です。「とりあえずエラーを消す」ためだけにセキュリティを無効化するのは本末転倒です。
私たち月額保守チームは、AI活用などの新しい運用方法にも伴走しながら、「常にサイトが安全な状態であること」を大前提として、最善の解決策をサポートいたします。「このエラーは何だろう?」と迷われた際は、いつでもお気軽にご相談ください。


