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クリニックサイト運用の事例集・コラム

10年前は100万〜が当たり前だったクリニックのホームページが、今は数千円のサブスクで作れるのはなぜ?〜「進化する医院サイト」と「管理だけのサイト」の決定的な違い〜

  • クリニックサイト運用の事例集

「開業やリニューアルに向けてホームページを作りたいが、見積もりをとったら数千円〜数百万円まで幅がありすぎて、何が適正価格なのかわからない……」 昨今、このようなお悩みを抱えるクリニックの院長先生が非常に増えています。

実は医療機関のホームページ運用には、「ちゃんとお金を払って常に進化するホームページ(=マンションの優秀なコンシェルジュ)」と、「安価に維持するだけのホームページ(=何もしないアパートの管理人)」の2種類が存在します。

今回は、10年前まで100万円以上が当たり前だったWeb制作が、なぜ今は数千円のサブスクリプションで提供できるようになったのか。その「からくり」と、自院に合ったWeb制作会社の選び方について解説いたします。

弊社によくお問い合わせいただく院長先生や事務長様から、こんなご質問をいただきます。

  • 「すごく安い制作会社を見つけたのですが、Kurumiさんとは何が違うのですか?」
  • 「逆に、医療特化の高い会社ばかり見てきたので、Kurumiさんの月額プランがすごく安く感じます。どうしてこの価格でできるのですか?」
  • 「そもそも、月額費用って『何』を管理しているんですか?」

相場を調べるうえで、昔以上に価格のふり幅が増えており、多くの方が混乱されています。 結論から言えば、どちらが正解・不正解ということではなく「ビジネスモデル(どこにコストをかけて、どこを削っているか)」が全く違うのです。 本記事では、2026年現在のホームページ相場のからくりを、どこよりも詳しくご説明いたします。

弊社は「ホームページの月額見直し相談所®」を商標登録しており、10年以上にわたってWeb業界の相場と真摯に向き合ってきた会社です。 そのため、他社様がどのような料金体系で、どこを削って利益を出しているかといった業界の仕組みを熟知しています。その知見をもとに、包み隠さずお話しさせていただきます。

※はじめに:こちらはあくまでも一般的なWeb業界の傾向(一般論)であり、すべての制作会社に当てはまるわけではございません。その点を踏まえてご覧ください。

ホームページの制作費は、基本的に「オープン価格」です。 そして、本当のことを言うと「100万円〜が当たり前」という世界線は、今も昔も変わっていません。

【理由】 本来、クリニックのホームページを作るということは「実際の医院を建築する」ことと同じです。 数ヶ月の期間をかけ、プロのマーケターが地域の競合調査や患者様の心理動線を設計し、トップクラスのデザイナーやエンジニアが形にしていく。これだけの人材が動き、さらに医療特有の専門性(清潔感や信頼感の担保)を追求すれば、相応の人件費がかかり100万円以上になるのは極めて自然なことなのです。

では、なぜ初期費用0円や数千円で作れる会社が存在するのでしょうか。 安価なWeb制作会社が謳う「オリジナル制作」の多くは、以下の手法を取り入れています。

  • AIを使って自動生成する
  • 既存のテンプレート(ひな形)をベースに作る

Web制作業界では、既存のテンプレートの画像やテキストを少し「編集」しただけでも「オリジナル制作です」と言えてしまう側面があります。

さらに最近では、「テンプレート不使用」を大々的に謳う会社も増えてきました。魅力的に聞こえますが、ここにも実はからくりがあります。これは「デザイナーがゼロから手作りしている」という意味ではなく、「AIで自動生成しているため、そもそもテンプレートという概念が存在しない」という言葉のマジックであるケースが多いのです。聞こえの良い言葉に言い換えているだけで、要するに「人の手を削減している」という本質は変わりません。

安価な会社は、このように作業を極限まで効率化し、数をこなす「量産型」のビジネスモデルにしないと、売上と利益を確保できない仕組みになっています。

例えるなら、「1級建築士が診療方針や患者様の動線に合わせてゼロから設計するこだわりのクリニック」と、「3Dプリンターや規格化されたパーツで量産するプレハブの診療所」くらいの違いがあります。結果として、「どこかで見たことのある、他の医院と代わり映えのしないサイト」になりがちです。

ここからが最も重要なポイントです。冷静に計算してみてください。
ビジネスにおいて「原価3割の法則」というものがあります。これをWebの月額管理費に当てはめてみましょう。

  • 月額1万円未満のサイト管理は、人件費として「月に約3,000円分」の仕事しか行えません。それ以上の時間をかけると赤字になります。
  • 月額5,000円未満のサイト管理なら、人件費は「月に約1,500円分」です。それ以上の時間をかけると赤字になります。

実際にはサーバー代やシステム利用料などの原価も含まれるため、純粋な「人件費(作業時間)」に割ける予算はさらに少なくなります。 いくらAIが普及して効率化されたとしても、「人がきちんと目視してメンテナンスする」「急な休診の相談に乗る」といった対応には、物理的な限界があるのです。これが「管理だけの安価ホームページ(何もしないアパートの管理人)」の正体です。

それでは、弊社がどのような対応を行なっているのかをご説明します。

弊社が初期費用を無料(または大幅に抑えたプラン)にしている理由は、「制作するのは当たり前であり、その後の運用・成長までしっかり面倒を見たい」という理念があるからです。

ここで重要なのが、制作費を0円でお受けしたとしても、実際にデザイナーやエンジニアが動いて作る以上、弊社側には確実に数十万円規模の人件費が発生しているということです。 つまり、弊社の初期費用無料は、医院様の将来に対する「先行投資」なのです。これは、月額の継続率が95%を超え、ありがたいことにご契約数が純増し続けている弊社だからこそ成り立つモデルであり、例えるなら「銀行が将来性のあるクリニックに融資を提供している」ような状態に近いかもしれません。作って終わりではなく、長く伴走していくためのスタートラインとして設定しています。

クリニックのホームページは、作って少し時間が経過すると必ず何らかの変化やトラブルが起きます。

  • 診療時間や休診日の変更、新しいスタッフや医療機器の導入
  • 季節的な変化(インフルエンザワクチンの案内、花粉症の時期の周知など)
  • 災害(コロナ禍などの感染症対策)による、診療体制の急な変更

そして、サイト自体にも以下のような変化が必ず訪れます。

  1. 法律が変わる(※重要)(医療広告ガイドライン、薬機法、プライバシーポリシーなどの厳しい改定への対応)
  2. 老朽化する(デザインのトレンド遅れや、コードの陳腐化)
  3. ブラウザやデバイスの仕様変更(新しいスマホが出たらレイアウトが崩れた等)
  4. セキュリティリスク(患者様の信頼を損なう、システム脆弱性を突くサイバー攻撃)
  5. 検索エンジンのアルゴリズム変化(地域名+診療科でのSEO対策の基準変更)

これらに対応する「きちんとしたメンテナンス」をご提供するため、弊社では月額9,980円や19,980円といった費用を頂戴しております。これは単なるサーバー維持費ではなく、何かあったときのための「保険」であり、常に時代と医療現場の変化に合わせて最適化していくための「アップデート費」です。

弊社は、毎月お金だけをいただいて儲けている(放置している)わけではありません。毎月サイトにログインして定期巡回を行い、崩れた箇所があれば無償で直し、急な休診や感染症対策などの不測の事態には柔軟かつ迅速に対応する。そうした「人が見ている安心感」を実感していただけているからこそ、多忙な院長先生方に長く支持され続けているのだと思います。中には、すでに10年以上管理をお任せいただいているクリニック様もいらっしゃいます。

特にコロナ禍以降は、有事の際のサポート力において他社様との顧客満足度に明確な差がつき、「他社では更新に時間がかかりすぎた」「相談にすら乗ってくれなかった」と弊社へ移ってこられる医療機関様が急増しました。

弊社では、毎月1時間までの作業は「無料範囲」として柔軟に対応し、2時間目以降(大規模な改修などのご要望が多い場合)は「1時間につき5,500円」と明示しております。 私たちは、ただ院長先生の「いざという時に頼りたい」「診療に専念したい」というご期待に応えているだけです。無理のないランニングコストでずっと続けることが大事なので、「辞める理由がない」ということが最高の褒め言葉であり、安全な医院サイト運用を提供できるように尽力している次第です。

※最後にもう一度お伝えしますが、上記はあくまでWeb業界全体の一般論に基づくお話です。

しかし、イニシャルコストとランニングコストの「中身」を理解することは、クリニック経営において非常に重要です。 「保険・何かあった際のアップデート費」として適正なお金をかけ、マンションの優秀なコンシェルジュのように進化するサイトを育てるのか。それとも、何もしないアパートの管理人のような「管理費だけが安いサイト」に落ち着くのか。それは院長先生の経営判断となります。

ただ、昨今は「管理費だけで安い会社に頼んだ結果、医療広告ガイドラインの対応をしてくれず困った」「少しの文字修正で高額な請求をされたり、何日も待たされたりした」という医療機関様が弊社にお問い合わせに来られるケースが急増しており、ありがたいことに「ホームページのセカンドオピニオン会社」と呼ばれるまでになりました。

Kurumi株式会社は、これからも地域医療を支える皆様のご期待にお応えし、「適正価格で、安心と患者様の来院を生むホームページ運用」のサポートにおいて結果を出し続けられるよう、引き続き尽力いたします。引き続きよろしくお願いいたします。

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