クリニックサイト運用の事例集・コラム
【クリニック・医療機関向け】AI任せのSEO・AIOと、人の手が加わった対策の違い。院内ブログ・お知らせ更新の落とし穴とは?
- クリニックサイト運用の事例集
近年、AI技術の発展により、コンテンツ制作のハードルは劇的に下がりました。「AIを使えば、誰でも簡単にクリニックのSEO(集患)対策ができる」と思われている方も多いかもしれません。
しかし、AIに完全に任せきりにした結果、「検索順位が上がらない」「アクセスはあるが、自院の診療方針と合わない患者様の来院が増えて困っている」といった外部からのご相談が、弊社Kurumi株式会社にも急増しています。
本コラムでは、AI任せのSEO・MEO・AIO(AI検索最適化)のリスクと、人の手が加わることによる本質的な違い、そして医療機関の皆様が記事を更新する際に注意すべきポイントについて、実際の事例を交えながら解説いたします。月額制の保守管理で、私たちが普段どのような対応を行っているのか、他社との違いも知っていただける内容となっております。
事例詳細

ChatGPTをはじめとするAIの急速な進化により、従来のSEOの手法は根底から覆りつつあります。
集患対策の選択肢が多様化する中で、最近のWeb業界では「AI任せのSEO・MEO・AIO対策」を謳うケースが増えてきました。病名や症状などのキーワードをAIに入力し、自動生成された医療コラムをそのままサイトにアップするだけで、時間もコストも削減できるため、一見すると非常に魅力的な手法に見えます。
しかし、この「手軽さ」の裏には、医療機関にとって最も重要な「患者様からの信頼(ブランドイメージ)」を損ないかねない大きな落とし穴が潜んでいます。
一般のWeb会社が行なう対応
※ここでは、あくまで一般論・一部の傾向としてのWeb会社の対応について触れさせていただきます。
医療分野のWebサイトは、Googleから特に厳しく情報の正確性や信頼性を評価されます。しかし、AI任せの対策が持つリスクを十分に理解していないWeb制作会社は少なくありません。「AIで安く・早く作れるから」と安直にコンテンツを量産した結果、以下のようなトラブルの声が多発しています。
- 「医療コラムの記事は増えたのに、検索上位に全く来ない」
- 「仮にアクセス数は増えても、クレーム層ばかり増えるなど、ターゲット層のズレが起きた」
一般的なWeb会社の中には、「作業をこなすこと」や「とにかくアクセス数を増やすこと」のみを目的として費用を徴収するケースがあります。その場合、クリニックにとって最も重要な「地域でのブランド力の維持」や「患者様の不安に寄り添う姿勢」は二の次になってしまい、結果として「見込み患者の信頼を失う」という取り返しのつかない事態を招きかねません。
Kurumi株式会社が行なっている(行なった)対応
先述したようなトラブルは現実に起きており、弊社にも「他社でAIを使って医療記事を量産したが、集患につながらない。助けてほしい」という切実なご相談が多々寄せられます。
実際にサイトの中をのぞいてみると、確かにAI任せで作られており、「悩みを抱える患者様にとって閲覧されやすい(読まれやすい・安心できる)構成・記事になっていない」ことがほとんどです。一言で言えば、「GoogleのAIに好かれるように、ただ病名や症状のキーワードを詰め込んでいるだけ」という状態です。
これに対し、Kurumi株式会社では以下のようなステップで対応・改善を行っています。
- 現状分析:まずサイトの中をしっかりと拝見し、「根本的に何が悪いか」を探ります。
- 優先順位付け:改善するべき事項を調査し、クリニックのマーケティングの視点から優先順位を付けます。
- 軌道修正:優先順位に基づき、段階的に軌道修正を行い、徐々に直していきます。

閲覧時間と見やすさを重視した「骨組み調整」
よく改善する例として挙げられるのが、サイトの構造や記事の構成です。
現在のAIOやSEO対策では、「ページの閲覧時間(滞在時間)」や「どこまでスクロールされたか」というユーザーの行動データが重要な判断材料になります。
しかし、ご相談いただくサイトの多くは、構成がバラバラで難解な専門用語が並んだまま放置されており、「どこから手をつければいいかわからない」という状態からスタートすることが大多数です。
見やすさ、わかりやすさは、直接的に滞在時間や検索順位に関わります。そのため、弊社ではAIに丸投げするのではなく、「必ず人の手で骨組み調整」を行います。その上で、「普段、院内スタッフ様がどのようなルールでブログやお知らせの更新を行えば良いか」という土台作りのサポートを徹底しています。 (※実際の記事作成については、クリニック様ご自身にて作っていただいております。)
重要なのは「徐々に直していく」こと
ここでの最大のポイントは、「徐々に直していく」という姿勢です。
- SEO・MEO・AIOは、魔法のように1日、2日で改善するものではありません。
- また、検索順位は毎時毎分毎秒変動するため、一定期間の平均値で測定し、検証を繰り返す必要があります。
施策を行ってもすぐに改善しない場合もあります。その際は、状況に合わせてB案、C案をご提案し、クリニック様と二人三脚で伴走しながら進めてまいります。
まとめ
「とりあえず安いから」「AIで簡単にできるから」という理由で対策会社を選ぶと、大切なお金をどぶに捨てる結果になりかねません。
確かに、AIによる業務の簡略化で、安価にサービスを提供する会社は増えました。しかし、それが「ただ一時的に順位が上がっただけ(あるいは上がらない)」という結果に終わり、クリニックの「ブランド力や信頼性」を無視した対策であっては本末転倒です。
大切なのは、きちんとコンサルティングを行い、自院の強みや方針に合った適切な対策を行うことです。それが結果的に、理想の増患・集患への一番の近道となります。
Kurumi株式会社では『ホームページの月額見直し相談所®』を商標登録しており、医療マーケティングにおける「何を優先すべきか」という見極めに長けております。
「なんでもかんでもやればいい」「AI任せにすればいい」ではなく、適切に人の手が入り、検証と軌道修正を繰り返すこと。これこそが、私たちが月額サポートでご提供している価値であり、クリニックの持続的な成長を導くための近道です。現在のホームページ運用に不安を感じている方は、ぜひ一度ご相談ください。

